【2スト・4スト】バイクでよく聞く、2ストロークと4ストロークって?

どうもこんにちは^^

きょうすけです。

皆様はバイクに乗っていて
2ストがどうとか、4ストがどうとか聞いたことはありませんか?

詳しい方にはもうお馴染みの言葉だと思いますが
私みたいな初心者には、2すと?4すと?2気筒のことか?
俺のNinjaなら2気筒やで!

ってなり、正直意味がわかりません・・・。

今回は、とある理由から
2スト4ストのことを学ぶ機会がありましたのでまとめてさせていただきます^^

2ストの良さ、4ストの良さを知ったら、バイク選びの基準にもなるかも知れませんよ(*^^*)


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2スト・4ストとは・・・?

こちらのページを見てくださっている方は
「そもそも、さっきから言ってる2スト・4ストって何のことだよ!おおん?」って言う方も多いかと思います。

2スト・4ストは略語であり
それぞれの正式名称は

2ストローク機関

4ストローク機関

と言い、2サイクル機関・4サイクル機関とも呼ばれることもあります。
私は、2st・2サイクルと呼ぶことが多いですね^^

2ストローク・4ストロークとは、エンジンの爆発(燃焼)行程の種類であり

2ストロークはその名の通り
2つの工程を経て1週期とし、爆発(燃焼)を完了させます。

4ストロークも名の通り
4つの工程を経て1周期とし、爆発(燃焼)を完了させます。

1つの工程を1ストロークとし、それぞれ爆発(燃焼)を完了させるまでの工程数を指しているわけですね^^

まぁ、あんまり難しく考えず
要は、2stと4stではエンジンでの燃焼の工程が違う。くらいの感覚で良いと思います。笑

一応、エンジンの仕組みを書いておきます。

エンジンの仕組みを簡単に説明

Ninja400 エンジン

では、簡単にエンジンの仕組みを理解しましょう。

まず空気と燃料を取り入れ混ぜます。
混ぜたものを混合気と呼び、圧縮させます。
圧縮させた混合気を、プラグで点火することで爆発が発生します
この爆発による力で、駆動系に動力を伝える!

この爆発こそが、先程出てきた燃焼のことであり
この燃焼を完了するまでに必要な工程数の違いが2stと4stなのです。

[2st]2ストローク機関の構造

2ストローク機関

引用:2ストローク機 – Wikipedia

これが一般的な2ストロークの構造になっています。

2ストロークのエンジンは、2つの工程を経て燃焼を完了させます。その工程は以下の通り。

《吸気・圧縮》
上画像の緑の吸気バルブを開き、ピストンが上昇する間に、空気を取り込み、同時に混合気の圧縮を行う

《爆発・排気》
点火プラグにて、圧縮された混合気を着火し爆発。
爆発によりピストンは下降し、同時に排気も行う。

2ストローク機関の特徴

  • 部品点数が少ない
  • 4stにある吸気・排気バルブ及び、それを動作させるためのカムが不要。
    それにより、同出力の4stエンジンと比べると部品点数が少ない。

    部品点数が少ないということは、軽量かつ構造が単純であるため、メンテナンスも行いやすい。

  • 排気ガスが汚い
  • 構造上、排気と吸気を同時に行っているため、燃料を「完全燃焼」することができず、未燃焼ガスの吹き抜けが起こってしまう。
    その為、排気ガス内に一酸化炭素・炭化水素などの有害物質の割合が多くなってしまう。

  • オイルは交換ではなく「追加」する
  • 構造上、ガソリンと一緒にオイルを噴出して燃焼させてしまうため、オイルがなくなっていってしまう。

  • 最大馬力・トルクが高い
  • 4stはピストンが2往復して爆発させるのに対して、2stは1往復で爆発します。
    単純な話、同じ回転数ならば、2stは2倍爆発していることになりパワーがでます。

  • 燃費が悪い
  • 爆発している回数が2倍ということは、それだけ使う燃費も多くなります。
    また、爆発と排気を同時に行っている為、爆発のエネンルギーをピストンに伝えきれない。

  • パワーバンドが狭い
  • パワーバンドは「エンジンが最も効率よく力を発揮できる回転域」のことです。
    4stは安定した圧縮比を得られるのに対し、2stは回転数により差があります。
    その為、ある程度回転数をあげてやらないと力を発揮することができないのです。
    (ここちょっと自信ないです・・・笑)

  • 耐久性が低い
  • 吸気・排気ポートが横に付いている関係上、そこにピストンリングが引っかかることがあり、摩耗してしまう。

  • 騒音が大きい
  • 4stに比べ断然大きいです。

  • 小型にでき高出力
  • 構造上、小型化することができ、大きな出力を得ることも出来る。

2stを簡単にまとめますと

  • 馬力・トルクが大きい
  • 排ガスが汚く、燃費が悪い
  • 部品点数が少なく、軽量かつメンテナンスし易い
  • 音が大きい

今は、排ガス規制により殆どのバイクが4stになってしまっています。
4stでは味さえない、加速感や2st特有のパワーバンドに差し掛かった時の爆発力など
今でも2stに乗り続けている方も多いです(*^^*)

ただ、国内産を新車で手に入れるのは困難です。
そのうち中古ですら手に入れるのが難しくなってしまうかもしれませんね・・・。

ある意味、乗れるのは今のうちかもしれません!

[4st]4ストローク機関の特徴

4st 4スト 4ストローク機関

引用:4ストローク機関 – Wikipedia

これが一般的な4ストローク機関の構造になります。

4ストロークのエンジンは、4つの工程を経て燃焼を完了させます。
その工程は以下の通り。

《1.吸引》
上部分にある吸気バルブを開き混合気を吸い込む

《2.圧縮》
ピストンが上まで上がることにより、混合気を圧縮する
(この時、吸気バルブは閉じています)

《3.燃焼》
点火プラグにより圧縮された混合気を着火、爆発させることによりピストンを勢い良く押し下げる。

《4.排気》
ピストンが再度上がって来たのを利用し、排気バルブから排ガスを外に出す。

4ストローク機関の特徴

  • 燃費が良い
  • 4stは、爆発と排気を別工程で行っている為、爆発のエネンルギーをピストンに全て伝えることができる。

  • パワーバンドが広い
  • 低回転域での安定性、操作性が良く、回転数をあげなくてもしっかりと走ってくれる。
    ただ2stよりも半分の回転数のなるため、パワーは下がります。

  • 排気ガスがキレイ
  • 構造上、排気・吸気を別工程で行っているため、燃料を「完全燃焼」することができる。
    その為、排気ガス内の一酸化炭素・炭化水素などの有害物質の割合が少ない。

  • オイルは「交換」する
  • 主に、潤滑や洗浄などのために使用されており、定期的な交換は必要だが減りはしない。
    そのため、交換時期を少しだけ遅らせても大きな問題は起きない。
    2stの場合、オイルが無くなったら、部品同士が焼き付いてしまったりする。

  • 部品点数が多い
  • 4stには、2stにはなかった吸気・排気バルブ及び、それを動作させるためのカムが必要。
    それにより、重量が重くなり値段も高価になってくる。
    そして、整備間隔こそ長くはなるが、整備には手間や費用がより多くかかってしまう。

4stを簡単にまとめますと

  • 燃費が良く、排ガスがキレイ
  • 低速回転時の操作がし易い
  • 2stと比べ最大馬力・トルクが弱い
  • 部品点数が多く、メンテナンスし辛い

ここ近年、国内4メーカーから発売されているバイクは殆どが4stです。
これも時代の流れなんでしょうね・・Σ(´∀`;)

私のNinjaも当然4stです。
燃費も良く、音も静かでまさに4stって感じですね(*´ω`*)

まとめ

2st・4stの違いわかっていただけましたでしょうか?
エンジン部分が違うだけあって、本当に全くの別物ですね^^

高回転域を回しまくって、走りを楽しみたいなら2st
街乗りや、ゆっくりとまったりとバイクを乗りたいなら4st
こういった選び方をしても面白いかもしれませんね(*^^*)

自分は現在4stを乗っていますが
調べていたら2stも面白いかも・・・って思いました。笑

ただ、2stは現在市場にあんまり出回っていませんし、中古に限りますからね。

メンテナンスがしやすくても、ある程度の知識がないと
まともに走ってくれないのでは!?とも思っていますΣ(´∀`;)

ですが、10年後にまともな2stが残っている可能性は低そうです・・・
ある意味2stに乗れるのは今のうちかもしれませんからね。

皆様の2stか4stかしっかりと確認して
お気に入りの1台を見つけて下さい(^O^)/

それでは

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20代なのにやりかたが良くわからない…笑

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