ページが見つかりませんでした – 僕とバイクのゆくみち https://bike-a-gogo.com バイクのことを知りたくなったら拝見してみてください!ツーリング、メンテナンス、カスタム、用品、知識など初心者向けから上級者向けまで幅広くコンテンツを用意しています。 Sun, 21 Nov 2021 02:24:04 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=4.9.25 https://i2.wp.com/bike-a-gogo.com/wp-content/uploads/2016/09/cropped-eb3c99395357735305ad43db034e0275.png?fit=32%2C32&ssl=1 ページが見つかりませんでした – 僕とバイクのゆくみち https://bike-a-gogo.com 32 32 114693207 【オイルエレメント交換】カートリッジ式フィルターの交換方法、必要な道具など徹底解説 https://bike-a-gogo.com/9209_oilfilterchange_-cartridge/ https://bike-a-gogo.com/9209_oilfilterchange_-cartridge/#respond Thu, 14 May 2020 07:29:00 +0000 https://bike-a-gogo.com/?p=9209 カートリッジ式オイルフィルター_サムネイル

モデル車両:GSR250
【難易度】初級(初心者にもできます)
【作業時間】1時間
【予算】3,000円~(オイルによる)
【工賃目安】1,100円

愛車を良いコンディションに保つためには、オイルの定期的な交換がとても重要です。

このページでは、以下のことをご紹介しています。
・エンジンオイルの交換方法
・カートリッジ式オイルフィルターの交換方法
・必要な道具
・作業上の注意点、ポイント

カートリッジ式のオイルフィルターは、専用工具こそ必要ですが決して難しくありません。
オイルフィルターならではの注意点も含め、初心者でもできるように解説しています。

▼ 下記の記事と一緒に合わせてお読みください ▼

エンジンオイルの役割はこちら
エンジンオイルの交換目安はこちら

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必要なもの

    ● オイル交換に必要な道具

  • オイル
  • ドレンワッシャー
  • 受け皿(廃油ボックスなど)
  • 工具
  • オイルフィルター
  • パーツクリーナー

オイル

● 交換量を確認しておきましょう
車種により交換に使用する量が異なりますので確認しておきましょう。
上記のオイルは私がいつも使用しているオススメのオイルです。

別記事にて「エンジンオイルの選び方」を詳しく解説しています。

オイルの選び方はこちら

ドレンワッシャー

DAYTONA(デイトナ) オイルドレンワッシャ M12 3枚 95395

DAYTONA(デイトナ) オイルドレンワッシャ M12 3枚 95395

314円(03/28 04:23時点)
Amazonの情報を掲載しています
● ドレンワッシャーのサイズを要確認
車種によりドレンワッシャーの大きさが異なりますので確認しましょう。
材質基本的にはなんでも大丈夫ですが、私はいつもアルミ製を使用しています。
また、車種によってはOリングを使用するケースもあります(アドレス110等)

受け皿(廃油ボックスなど)

● オイルの処理方法に注意
各自自体により異なりますが、オイルをそのまま捨てることはできません。
廃油ボックスでは、吸収材を使用し普通ゴミとして処理できる優れモノです。

工具

● ドレンボルトの脱着に必要
ドレンボルトのサイズが車種により異なるので、持っていない方は事前に確認しておきましょう。
大半の国産車が「メガネレンチのセット」で事足ります。
● 「フィルターレンチ」が必要
カートリッジ式の場合は「フィルターレンチ」を使用して外します。
使用するフィルターにより異なりますが、大半が「ホンダ・ヤマハ・カワサキ用」と「スズキ用」の2種類に別れています。


デイトナ 96321 オイルフィルターレンチ スズキ用

デイトナ 96321 オイルフィルターレンチ スズキ用

957円(03/28 15:07時点)
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使用頻度の高い工具一覧

オイルフィルター

● マグネット内蔵がオススメ
オイル内の鉄粉を吸着してくれるマグネットを内蔵したフィルターもあります。
また、内蔵式で必要なOリング等は使用しません

オイルフィルターの種類はこちら

パーツクリーナー

KURE パーツクリーナー #1422 840ML

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665円(03/28 04:23時点)
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車体に付いたオイルを落とすのに便利です。


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作業手順

〈STEP0〉作業を始める前に

フィラーキャップ確認

  • フィラーキャップが緩むか確認しよう
  • 稀にフィラーキャップがダメになっている車両があります。オイルを抜いてからでは手遅れなので、必ず事前に確認しましょう。

  • パッキン類は足りてるか確認使用
  • パッキンの再利用は「オイル漏れ」の原因になります。必ず新品に交換しましょう。

〈STEP1〉オイルを抜く

● 暖気するとオイル抜けが良くなる
オイルを抜く前に5分程度エンジンをかけて温めてあげると、オイルが温まり抜けが良くなります。
ドレンボルトを緩める

● ドレンボルトを緩める
ドレンボルトの位置は車両により異なります。
大体エンジンの最下部に下向きか横向きに付いていますが、わからない場合は調べましょう。

オイルを抜く

● 受け皿で抜けたオイルを受け止める
ここでは廃油ボックスを受け皿として使用しています。そのまま捨てることができるので便利です。

〈STEP2〉オイルフィルターを外す

フィルターを外す

● フィルターレンチを使用して外す
カートリッジ式の場合は「フィルターレンチ」を使い外します。
※種類がありますので上記の「必要なもの-工具」を参照

〈STEP3〉パッキン類を交換する

● 必ず新品に交換しよう
パッキン類の再利用は「オイル漏れ」の原因になります
パッキン類を交換する

● “ダブルパッキン”に注意
パッキンを新しいモノと古いモノで2重に使用することでもオイル漏れが発生します。
古いパッキンが”手元にあるか”確認しましょう。

Oリングにオイルを塗ると◎
エレメント_オイル塗る

● カートリッジ式はフチのOリングに塗る
よく見るとフィルターのフチにOリングがあります。ここにオイルを塗ることで摩擦で切れにくくなり、オイル漏れのリスクを下げられます。

〈STEP4〉適正な力で締める

適正トルクで締める

● “適正トルク”が大切
締め過ぎ/緩みすぎどちらもよくありませんので、適正な力で締めてあげましょう。
適正トルクは車両により異なりますので適宜確認してください。

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〈STEP5〉オイルを入れる

オイルを入れる

● 交換量の8割を目処に油面を調整する
オイルの抜ける量、入る量は個体により異なります。特に1回目は全容量入ることのほうが珍しいので、交換量の8割を一気に入れ、その後少しづつ入れて油面を合わせましょう。
油量の確認方法
油量の確認方法

● 油量の確認方法は2種類ある
エンジン内に入っているオイルの量は、「オイル点検窓」と「レベルゲージ」の2種類あります。これは車種によって異なります。
オイル点検窓は、車両にまたがって右側のフィラーキャップの近くにあります。
レベルゲージは、フィラーキャップの代わりになっています。

レベルゲージ確認方法

● レベルゲージの確認方法
レベルゲージを付いていた場所へ刺します。(締める必要はありません)
その後レベルゲージを抜き、油面が上限と下限の間にあるギザギザの間に来ていれば大丈夫です。

点検窓確認方法

● オイル点検窓の確認方法
車体を水平にします(センタースタンドがある場合はかける)。目視にて、上限と下限の間に油面が来ていれば大丈夫です。

〈STEP6〉暖気をする

● エンジンをかける前に
車両にかかったオイルをそのままにしておくと、焼き付いてシミになったりします。パーツクリーナーなどを使用し落としましょう。
● アイドリングを3分くらいする
エンジンをかけることで、下に溜まっているオイルをエンジン全体へ回してあげます。
3分ほどアイドリングをした後、エンジンを停止し1分くらい待ちます。これにより回っていたオイルが下へ落ちてきます。

〈STEP7〉油面を調整する

● 油面を確認して調整する
エンジンをかけて油面が下がった場合は、再度調整を行いましょう。
● オイル漏れがないか確認しよう
最後にオイル漏れをしていないか確認しましょう。
残念ながら漏れてしまっていた場合は、再度パッキンを用意し1からやり直しましょう。

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掛かった費用

オイル(3L使用) ¥4,800
ドレンワッシャー(1枚あたり) ¥100
廃油ボックス ¥400
フィルター(カートリッジ式) ¥1,200
フィルターレンチ ¥1,000
パーツクリーナー ¥420
交換総額 ¥7,900

※オイルの種類、車両により大きく異なります

エンジンオイルについてはこちら
メンテナンスの記事一覧

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https://bike-a-gogo.com/9209_oilfilterchange_-cartridge/feed/ 0 9209
【オイルエレメント交換】内蔵式フィルターの交換方法を徹底解説!Oリングは必ず交換しましょう https://bike-a-gogo.com/9211_oilfilter_builtin/ https://bike-a-gogo.com/9211_oilfilter_builtin/#respond Thu, 14 May 2020 07:27:24 +0000 https://bike-a-gogo.com/?p=9211 内蔵式オイルフィルター_サムネイル

モデル車両:アクロス(1991)
【難易度】初級(初心者にもできます)
【作業時間】1時間
【予算】3,000円~(オイルによる)
【工賃目安】1,100円

愛車を良いコンディションに保つためには、オイルの定期的な交換がとても重要です。

このページでは、以下のことをご紹介しています。
・エンジンオイルの交換方法
・内蔵式のオイルフィルターの交換方法
・必要な道具
・作業上の注意点、ポイント

オイル交換は難しくありません、これからメンテナンスを覚えたい方にはうってつけの作業です。
エンジンオイルの交換をやってみたい方、興味のある方に向け、初心者でもできるように解説しています。

▼ 下記の記事と一緒に合わせてお読みください ▼

エンジンオイルの役割はこちら
エンジンオイルの交換目安はこちら

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必要なもの

    ● オイル交換に必要な道具

  • オイル
  • ドレンワッシャー
  • 受け皿(廃油ボックスなど)
  • 工具
  • オイルフィルター・Oリング
  • パーツクリーナー

オイル

● 交換量を確認しておきましょう
車種により交換に使用する量が異なりますので確認しておきましょう。
上記のオイルは私がいつも使用しているオススメのオイルです。

別記事にて「エンジンオイルの選び方」を詳しく解説しています。

オイルの選び方はこちら

ドレンワッシャー

DAYTONA(デイトナ) オイルドレンワッシャ M12 3枚 95395

DAYTONA(デイトナ) オイルドレンワッシャ M12 3枚 95395

314円(03/28 04:23時点)
Amazonの情報を掲載しています
● ドレンワッシャーのサイズを要確認
車種によりドレンワッシャーの大きさが異なりますので確認しましょう。
材質基本的にはなんでも大丈夫ですが、私はいつもアルミ製を使用しています。
また、車種によってはOリングを使用するケースもあります(アドレス110等)

受け皿(廃油ボックスなど)

● オイルの処理方法に注意
各自自体により異なりますが、オイルをそのまま捨てることはできません。
廃油ボックスでは、吸収材を使用し普通ゴミとして処理できる優れモノです。

工具

● ドレンボルト、フィルターカバーの脱着に必要
ドレンボルトのサイズ、フィルターカバーのボルトが車種により異なるので、持っていない方は事前に確認しておきましょう。

使用頻度の高い工具一覧

オイルフィルター・Oリング

● マグネット内蔵がオススメ
オイル内の鉄粉を吸着してくれるマグネットを内蔵したフィルターもあります。
● 内蔵式フィルターはOリングも忘れずに
車種により使用するフィルターは異なります。内蔵式のオイルフィルターは、Oリングの交換も必要になりますので忘れないようにしましょう。

オイルフィルターの種類はこちら

パーツクリーナー

KURE パーツクリーナー #1422 840ML

KURE パーツクリーナー #1422 840ML

665円(03/28 04:23時点)
Amazonの情報を掲載しています

車体に付いたオイルを落とすのに便利です。


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作業手順

〈STEP0〉作業を始める前に

フィラーキャップ確認

  • フィラーキャップが緩むか確認しよう
  • 稀にフィラーキャップがダメになっている車両があります。オイルを抜いてからでは手遅れなので、必ず事前に確認しましょう。

  • パッキン類は足りてるか確認使用
  • パッキンの再利用は「オイル漏れ」の原因になります。必ず新品に交換しましょう。

〈STEP1〉オイルを抜く

● 暖気するとオイル抜けが良くなる
オイルを抜く前に5分程度エンジンをかけて温めてあげると、オイルが温まり抜けが良くなります。
ドレンボルトを緩める

● ドレンボルトを緩める
ドレンボルトの位置は車両により異なります。
大体エンジンの最下部に下向きか横向きに付いていますが、わからない場合は調べましょう。

オイルを抜く

● 受け皿で抜けたオイルを受け止める
ここでは廃油ボックスを受け皿として使用しています。そのまま捨てることができるので便利です。

〈STEP2〉オイルフィルターを外す

フィルターカバーを外す

● フィルターカバーを外す
内蔵式の場合はエンジンの中に入っていますので、フィルターカバーを外し取り出します。
車両により位置が異なりますので適宜確認してください。

フィルターを取り出す

● フィルターとOリングを取り出す
フィルターの奥にOリングを使っていることがありますので忘れずに回収しましょう。

〈STEP3〉パッキン類を交換する

● 必ず新品に交換しよう
パッキン類の再利用は「オイル漏れ」の原因になります
パッキン類を交換する

● “ダブルパッキン”に注意
パッキンを新しいモノと古いモノで2重に使用することでもオイル漏れが発生します。
古いパッキンが”手元にあるか”確認しましょう。

Oリングにオイルを塗ると◎
Oリング_オイル塗る

● 内蔵式はOリングに塗る
フィルターカバーのOリングにオイルを塗ることで、摩擦で切れにくくなりオイル漏れのリスクを下げられます。

〈STEP4〉適正な力で締める

適正トルクで締める

● “適正トルク”が大切
締め過ぎ/緩みすぎどちらもよくありませんので、適正な力で締めてあげましょう。
適正トルクは車両により異なりますので適宜確認してください。

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〈STEP5〉オイルを入れる

オイルを入れる

● 交換量の8割を目処に油面を調整する
オイルの抜ける量、入る量は個体により異なります。特に1回目は全容量入ることのほうが珍しいので、交換量の8割を一気に入れ、その後少しづつ入れて油面を合わせましょう。
油量の確認方法
油量の確認方法

● 油量の確認方法は2種類ある
エンジン内に入っているオイルの量は、「オイル点検窓」と「レベルゲージ」の2種類あります。これは車種によって異なります。
オイル点検窓は、車両にまたがって右側のフィラーキャップの近くにあります。
レベルゲージは、フィラーキャップの代わりになっています。

レベルゲージ確認方法

● レベルゲージの確認方法
レベルゲージを付いていた場所へ刺します。(締める必要はありません)
その後レベルゲージを抜き、油面が上限と下限の間にあるギザギザの間に来ていれば大丈夫です。

点検窓確認方法

● オイル点検窓の確認方法
車体を水平にします(センタースタンドがある場合はかける)。目視にて、上限と下限の間に油面が来ていれば大丈夫です。

〈STEP6〉暖気をする

● エンジンをかける前に
車両にかかったオイルをそのままにしておくと、焼き付いてシミになったりします。パーツクリーナーなどを使用し落としましょう。
● アイドリングを3分くらいする
エンジンをかけることで、下に溜まっているオイルをエンジン全体へ回してあげます。
3分ほどアイドリングをした後、エンジンを停止し1分くらい待ちます。これにより回っていたオイルが下へ落ちてきます。

〈STEP7〉油面を調整する

● 油面を確認して調整する
エンジンをかけて油面が下がった場合は、再度調整を行いましょう。
● オイル漏れがないか確認しよう
最後にオイル漏れをしていないか確認しましょう。
残念ながら漏れてしまっていた場合は、再度パッキンを用意し1からやり直しましょう。

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掛かった費用

オイル(3L使用) ¥4,800
ドレンワッシャー(1枚あたり) ¥100
廃油ボックス ¥400
フィルター(内蔵式) ¥850
Oリング ¥400
パーツクリーナー ¥420
交換総額 ¥6,970

※オイルの種類、車両により大きく異なります

エンジンオイルについてはこちら
メンテナンスの記事一覧

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https://bike-a-gogo.com/9211_oilfilter_builtin/feed/ 0 9211
【オイル交換のやり方】初心者でも安心!作業手順や必要な道具、予算を徹底解説 https://bike-a-gogo.com/9173_oilchange/ https://bike-a-gogo.com/9173_oilchange/#respond Thu, 14 May 2020 07:24:47 +0000 https://bike-a-gogo.com/?p=9173 オイル交換_サムネイル

モデル車両:GSR250
【難易度】初級(初心者にもできます)
【作業時間】1時間
【予算】2,000円~(オイルによる)
【工賃目安】1,100円

愛車を良いコンディションに保つためには、オイルの定期的な交換がとても重要です。

このページでは、以下のことをご紹介しています。
・エンジンオイルの交換方法
・必要な道具
・作業上の注意点、ポイント

オイル交換は難しくありません、これからメンテナンスを覚えたい方にはうってつけの作業です。
エンジンオイルの交換をやってみたい方、興味のある方に向け、初心者でもできるように解説しています。

▼ 下記の記事と一緒に合わせてお読みください ▼

エンジンオイルの役割はこちら
エンジンオイルの交換目安はこちら

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必要なもの

    ● オイル交換に必要な道具

  • オイル
  • ドレンワッシャー
  • 受け皿(廃油ボックスなど)
  • 工具
  • パーツクリーナー

オイル

● 交換量を確認しておきましょう
車種により交換に使用する量が異なりますので確認しておきましょう。
上記のオイルは私がいつも使用しているオススメのオイルです。

別記事にて「エンジンオイルの選び方」を詳しく解説しています。

オイルの選び方はこちら

ドレンワッシャー

DAYTONA(デイトナ) オイルドレンワッシャ M12 3枚 95395

DAYTONA(デイトナ) オイルドレンワッシャ M12 3枚 95395

314円(03/28 04:23時点)
Amazonの情報を掲載しています
● ドレンワッシャーのサイズを要確認
車種によりドレンワッシャーの大きさが異なりますので確認しましょう。
材質基本的にはなんでも大丈夫ですが、私はいつもアルミ製を使用しています。
また、車種によってはOリングを使用するケースもあります(アドレス110等)

受け皿(廃油ボックスなど)

● オイルの処理方法に注意
各自自体により異なりますが、オイルをそのまま捨てることはできません。
廃油ボックスでは、吸収材を使用し普通ゴミとして処理できる優れモノです。

工具

E-Value ロングメガネレンチセット ミリサイズ 6本組 EMW-06S

E-Value ロングメガネレンチセット ミリサイズ 6本組 EMW-06S

1,411円(03/28 19:20時点)
Amazonの情報を掲載しています
● ドレンボルトの脱着に必要
ドレンボルトのサイズが車種により異なるので、持っていない方は事前に確認しておきましょう。
大半の国産車が「メガネレンチのセット」で事足ります。

使用頻度の高い工具一覧

パーツクリーナー

KURE パーツクリーナー #1422 840ML

KURE パーツクリーナー #1422 840ML

665円(03/28 04:23時点)
Amazonの情報を掲載しています

車体に付いたオイルを落とすのに便利です。


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作業手順

〈STEP0〉作業を始める前に

フィラーキャップ確認

  • フィラーキャップが緩むか確認しよう
  • 稀にフィラーキャップがダメになっている車両があります。オイルを抜いてからでは手遅れなので、必ず事前に確認しましょう。

  • パッキン類は足りてるか確認使用
  • パッキンの再利用は「オイル漏れ」の原因になります。必ず新品に交換しましょう。

〈STEP1〉オイルを抜く

● 暖気するとオイル抜けが良くなる
オイルを抜く前に5分程度エンジンをかけて温めてあげると、オイルが温まり抜けが良くなります。
ドレンボルトを緩める

● ドレンボルトを緩める
ドレンボルトの位置は車両により異なります。
大体エンジンの最下部に下向きか横向きに付いていますが、わからない場合は調べましょう。

オイルを抜く

● 受け皿で抜けたオイルを受け止める
ここでは廃油ボックスを受け皿として使用しています。そのまま捨てることができるので便利です。

〈STEP2〉パッキン類を交換する

● 必ず新品に交換しよう
パッキン類の再利用は「オイル漏れ」の原因になります
パッキン類を交換する

● “ダブルパッキン”に注意
パッキンを新しいモノと古いモノで2重に使用することでもオイル漏れが発生します。
古いパッキンが”手元にあるか”確認しましょう。

〈STEP3〉適正な力で締める

適正トルクで締める

● “適正トルク”が大切
締め過ぎ/緩みすぎどちらもよくありませんので、適正な力で締めてあげましょう。
適正トルクは車両により異なりますので適宜確認してください。

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〈STEP4〉オイルを入れる

オイルを入れる

● 交換量の8割を目処に油面を調整する
オイルの抜ける量、入る量は個体により異なります。特に1回目は全容量入ることのほうが珍しいので、交換量の8割を一気に入れ、その後少しづつ入れて油面を合わせましょう。
油量の確認方法
油量の確認方法

● 油量の確認方法は2種類ある
エンジン内に入っているオイルの量は、「オイル点検窓」と「レベルゲージ」の2種類あります。これは車種によって異なります。
オイル点検窓は、車両にまたがって右側のフィラーキャップの近くにあります。
レベルゲージは、フィラーキャップの代わりになっています。

レベルゲージ確認方法

● レベルゲージの確認方法
レベルゲージを付いていた場所へ刺します。(締める必要はありません)
その後レベルゲージを抜き、油面が上限と下限の間にあるギザギザの間に来ていれば大丈夫です。

点検窓確認方法

● オイル点検窓の確認方法
車体を水平にします(センタースタンドがある場合はかける)。目視にて、上限と下限の間に油面が来ていれば大丈夫です。

〈STEP5〉暖気をする

● エンジンをかける前に
車両にかかったオイルをそのままにしておくと、焼き付いてシミになったりします。パーツクリーナーなどを使用し落としましょう。
● アイドリングを3分くらいする
エンジンをかけることで、下に溜まっているオイルをエンジン全体へ回してあげます。
3分ほどアイドリングをした後、エンジンを停止し1分くらい待ちます。これにより回っていたオイルが下へ落ちてきます。

〈STEP6〉油面を調整する

● 油面を確認して調整する
エンジンをかけて油面が下がった場合は、再度調整を行いましょう。
● オイル漏れがないか確認しよう
最後にオイル漏れをしていないか確認しましょう。
残念ながら漏れてしまっていた場合は、再度パッキンを用意し1からやり直しましょう。

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掛かった費用

オイル(3L使用) ¥4,800
ドレンワッシャー(1枚あたり) ¥100
廃油ボックス ¥400
パーツクリーナー ¥420
交換総額 ¥5,700

※オイルの種類、車両により大きく異なります

エンジンオイルについてはこちら
メンテナンスの記事一覧

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https://bike-a-gogo.com/9173_oilchange/feed/ 0 9173
エンジンオイルの交換時期の目安、劣化の原因、安いオイルを入れても大丈夫なの? https://bike-a-gogo.com/9143_engineoil_cycle/ https://bike-a-gogo.com/9143_engineoil_cycle/#respond Tue, 12 May 2020 14:14:25 +0000 https://bike-a-gogo.com/?p=9143 オイル交換目安_サムネイル

エンジンオイルは定期的な交換が必要です。
愛車のエンジンを良いコンディションで保つ秘訣は「良いオイルを定期的に交換する」

この記事では、前半に「エンジンオイルの交換の目安」を、
後半では「なぜ交換が必要なのか、どうして劣化してしまうのか」を解説させていただきます。

別記事では「エンジンオイルの選び方」もご紹介させていただいておりますので、合わせてお読みください。
エンジンオイルの選び方
オイル交換のやり方はこちら


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理想の交換目安

交換サイクル

ノーマルコンディション

3000~5000kmまたは、6ヶ月に1回

シビアコンディション

3000kmまたは、6か月に1回

エンジンオイルは距離や期間によって劣化します。
特にシーズンの変り目は気温差により劣化が促進されやすいので、変り目で交換しておきたいですね。

オイルが劣化したら起きる症状や、劣化する要因は下記で解説しています。

劣化を促進させるシビアコンディションとは?

● シビアコンディションとは

一般的な使用条件よりも、厳しい使用条件のことを指します。
エンジンオイルの劣化を促進する使用状態にあり、性能低下が早まり交換サイクルが短くなります。
例)サーキット走行やレースなど

    ● シビアコンディションの例

  • ちょい乗り
  • エンジンが十分に温まりきらず、オイル内に水分や燃料が残りやすい

  • 高速走行、2人乗りや登板走行が多い、空冷ビッグバイク
  • オイルが高温状態である期間が長く劣化しやすい

オイルは熱に弱く劣化しますが、水分が入ってしまうことでも性能低下が起こります。

ちょい乗りが多い場合は、オイルの粘度を下げてあげると良いかもしれません。
オイルの温度が低い状態でも、エンジンをスムーズに動かしてくれるため、始動性や燃費の向上に期待が持てます。

オイルが高温状態にさらされやすい条件下では、オイルの粘度を上げてあげましょう。
粘度が上がると熱に対して強くなり、高温状態でも性能を維持してくれます。結果、焼き付きなどのエンジントラブルを防いでくれます。

エンジンオイルの選び方
オイルの粘度について

オイルフィルターの交換目安

エンジンオイル交換の2~3回に1回

オイルフィルターはある程度目詰まりすることで性能が発揮されます。毎回交換する必要はなく、むしろ交換過多になってしまうので多くても2回に1回にしておきましょう。

オイルフィルターの役割はこちら

オイルが劣化する要因

劣化する要因

  • オイルの酸化
  • 粘度上昇を引き起こし、エンジンがスムーズに動きづらくなります。不純物などが酸化を促進させてしまいます。

  • 添加剤の消耗
  • 粘度低下を引き起こし、酸化を促進させます。ベースオイルに比べ、添加剤の劣化のほうが早いのが特徴です。

  • (未)燃焼ガスの混入
  • 粘度低下を引き起こし、酸化を促進させます。エンジンの温度が十分でないと燃焼ガスの混入が増えます。また、不完全燃焼も起こしやすくなります。

  • 水分の混入
  • オイルが乳化(白く濁った状態)してしまう原因で、粘度の低下を引き起こします。気温変化による結露、燃焼ガスから混入します。

  • 摩耗粉、異物の混入
  • 油膜切れなどのエンジントラブルを引き起こします。

劣化による症状

ギアの入りが悪くなった 油温計が高い位置を示すようになった
エンジンノイズが大きくなった アイドリングが不安定になった

※あくまで一例

エンジンの役割について

安いオイルを入れても大丈夫なの?

安いオイルを

規格などの基準を最低限超えているものであれば問題ありません。

しかし、エンジンに良いかと言えば答えはNOです。
安いオイルには不純物などが多く、性能低下が早く維持することができないばかりか、そもそも初期性能が高くありません。

走行自体はできますが、エンジンを保護する性能が低いため、愛車の寿命を大きく下げてしまう原因になります。

大切なことは「良いオイルを定期的に交換すること」です。
愛車の寿命が長くなり、リスクヘッジもでき、結果的に安上がりになることでしょう。

エンジンオイルの詳細はこちら
オイル交換のやり方はこちら
他のバイク知識はこちら

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https://bike-a-gogo.com/9143_engineoil_cycle/feed/ 0 9143
【オイル】性能の見極めに重要な「グループ」を徹底解説!鉱物油、合成油にも種類がある!? https://bike-a-gogo.com/9118_engineoil_group/ https://bike-a-gogo.com/9118_engineoil_group/#respond Mon, 11 May 2020 14:24:54 +0000 https://bike-a-gogo.com/?p=9118 ベースオイル_サムネイル

”鉱物油、部分合成油、合成油”これらの言葉を目にしたことがあると思います。
ご存知の通り「ベースオイル」の種類ですね。分かりづらいオイルの性能において、性能の代名詞みたいなものになっています。

では「グループ」についてはご存知ですか?
上記の3種類が大元だと思われがちですが、実は親元が存在します。それがグループです。

”グループの理解が、オイルを理解する大きな近道”です。

ここでは「ベースオイルのグループ」と、性格を付けに使用される「添加剤」について解説していきます。

エンジンオイルの選び方はこちら


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エンジンオイルの配分

オイル配分

● ベースオイルに添加剤を足して作られる

エンジンオイルはベースとなる「ベースオイル」に、「添加剤」を配合して作られます。
ベースオイルは大きく分けると5種類(※)、添加剤は粘度指数や潤滑性能を高めるものなど様々(※)
この配合割合は約7:3~9:1と幅があり、使用する材料もメーカにより異なります。

※詳しくは下記のベースオイル、添加剤を参照してください。

● 添加剤が少ない=良いオイル?

一般的にはベースオイルに比べ、添加剤の方が耐久性が低く、最初に劣化していくと言われております。
性能を添加剤に頼っているオイルは、性能低下が早く維持することができません。逆に良いベースオイルを使用すれば添加剤の量を抑えることができるので、長期間性能を維持することができます。

ただ添加剤が多いから悪いオイルというわけではありません。性能の低下が早い傾向にあるということです。

ベースオイルの種類

鉱物油

    ● 鉱物油の特徴

  • 価格が安い
  • コストはかかりませんが、性能は一番低いです。

  • 劣化が早い
  • 劣化を促進させる不純物が多いです。天然の極圧剤、減摩剤としても働きますがデメリットのほうが目立ちます。

  • シール類を傷めない
  • ガスケットやシールに対する攻撃性が低く、合成油では発生してしまうオイル漏れが起きにくいです。

  • 添加剤が溶けやすい
  • 添加剤がよく馴染むので、安定性が高いです。

  • 粘度が高い
  • 高粘度が作りやすく、工業用等での需要が高い

部分合成油

    ● 部分合成油の特徴

  • 鉱物油と合成油のブレンド
  • 鉱物油と合成油を混ぜて作られていますので、性能と価格のバランスが取れています。

  • 性能はピンキリ
  • 鉱物油にどのグループの合成油を使用しても部分合成油となるため、性能が判別がし難いです。

合成油

    ● 合成油の特徴

  • 初期性能が高い
  • 一番コストがかかりますが、初期性能が高く(下記参照)、不純物が少ないので耐久性もあります。

  • 低温流動性が良い
  • 低温でも柔らかく始動性に優れる

  • 蒸発性が低い
  • オイル消費が少なく、オイル不足によるトラブルのリスクが減る

  • 熱酸化安定性
  • 熱に強く劣化しにくい、初期性能を長期間維持できる

  • 温度粘度特性
  • 粘度指数が高いため添加剤の量を抑えることができる。
    ※添加剤は熱ダレしやすい

  • シール類への攻撃性がある
  • ベースオイルに使用されるPAO、エステルはシール類への攻撃性があるため、一部車両ではオイル漏れが発生する可能性があります。
    現在はベースオイル自体や添加剤により対策が取られて来ているみたいです。


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ベースオイルのグループ

表現 グループⅠ グループⅡ グループⅢ グループⅣ グループⅤ
鉱物油系 合成油エンジンオイル
部分合成エンジンオイル
鉱物油
ミネラル
高度精製鉱物油
ミネラル
合成油
シンセティック
化学合成油
シンセティック
化学合成油
シンセティック
分類 鉱物油 合成油(VHVI) 化学合成油(PAO) 化学合成油(エステル)
部分合成油
種類 鉱物油 鉱物油 鉱物油 PAO/ポリαオレフィン 左記に属さないオイル
処理方法 溶剤精製 水素化分解 水素化分解 化学合成 化学合成
硫黄分 0.03超 0.03以下
飽和成分 90未満 90以上
粘度指数 80~119 120以上

※参考:https://www.monotaro.com/s/pages/productinfo/base_oil/

上記の表を見ていただくと、鉱物油はグループⅠ~Ⅱ、部分合成油はグループⅡ、合成油はグループⅢ~Ⅴとなっています。

実は、鉱物油や合成油と言っても複数種類あり特徴も違います。
ココを理解することで、面白いくらいエンジンオイルへの理解が深まります。

下記で詳しく見ていきましょう。

グループⅠ

グループⅠ

[表現]鉱物油、ミネラル
[種類]鉱物油
● GⅠの特徴

不純物が多く酸化劣化しやすいですが、粘度が高く、シールへの攻撃性が少ないのが特徴です。
このグループの基準に満たないオイルは規格オイルとしえ採用ができません。生産規模は大きいですが、GⅡ/GⅢのオイルに比べ近年は縮小傾向にあります。

グループⅡ

グループⅡ

[表現]高度精製鉱物油、ミネラル
[分類]鉱物油、部分合成油
[種類]鉱物油
● GⅡの特徴

GⅠのベースオイルを更に精製した鉱物油で、酸化劣化を促進させる不純物が少ないのが特徴です。
しかし生産量がGⅠと比較すると少なく、同じ鉱物油として販売されているので見分けがつきにくいです。許可されている表現に「高度精製鉱物油」とあるので、それで見抜くと良いでしょう。

グループⅢ

グループⅢ

[表現]合成油、シンセティック(下記参照)
[分類]合成油(VHVI)
[種類]鉱物油、水素化仕上げ
● 鉱物油なのに合成油

GⅢに属するオイルは、種類は鉱物油にも関わらず合成油と表現されることが許されています。これは精製技術の向上により、性能が化学合成油に匹敵することから認められるようになりました。
どう表現するかはメーカーの判断によるものとされ、合成油と謳っているところが多いです。

分類の「VHVI(高度精製油)」とは、とても粘度が高いことを意味しており、粘度指数が120以上あることからこのように表現されています。

製造方法は2種類あり、GⅡを更に精製したもの、化学的に小さな分子を合成したもの。

● 上位グレードGⅢ+,GⅢ++

GⅢには更に高性能な、GⅢ+とGⅢ++があります。
GⅢ+は、粘度指数が140以上のものとし、これはGⅣ(PAO)にも匹敵する高さです。
GⅢ++は、天然ガスから作られる「GTL基油」を使用したものが対象で、不純物がとても少ないのが特徴です。私が知る限りでは「Shell」が天然ガスから精製する特許を持っています。

● GⅢ+の代表的なオイル:PRO STAGE S(WAKO’S)
● GⅢ++の代表的なオイル:Shell ADVANCE 4T ULTRA(Shell)


グループⅣ

グループⅣ

[表現]化学合成油、シンセティック
[分類]化学合成油(PAO)
[種類]PAO、ポリαオレフィン
    ● GⅣ(PAO)の特徴

  • 耐久性があり、扱いやすいオイル
  • 熱に強く、酸化安定性が高く劣化しにくい。

  • 粘度指数が高く熱に強い
  • 粘度指数が120~140以上(鉱物油は100前後)と高く、幅広い粘度のオイルを製造できます。上位グレードの「mPAO」になると粘度指数が200を超え、中にも300を超えるものあります。

  • 引火点が高く蒸発しにくい
  • エンジンオイルが減りにくいので、トラブルのリスクを下げられる

  • 低温流動性は鉱物油の約3倍
  • 鉱物油の低温流動性が-20℃ほどに対し、PAOは-60℃まで使用可能。低温でも柔らかく安心して使用ができます。

  • 添加剤の効き目を邪魔しない
  • 添加剤との相性がよく添加効果が高く安定しています。

  • シール類への攻撃性がある
  • シールを収縮させてしまう性質があります。しかし添加剤などでカバー可能になっている。

  • 潤滑性を持たない
  • 摩擦特性は鉱物油以上にありますので、添加剤でカバーしています。

● 耐久性に優れた扱いやすいベースオイル

GⅣのベースオイルはPAO、ポリαオレフィンから作られています。
潤滑性能こそ添加剤に頼っていますが、酸化劣化しにくく、粘度指数が高いのに低温流動性に優れている、引火点が高く蒸発。更には添加剤の効果を邪魔しませんので、非常に扱いやすいオイルと言えます。

● GⅣの代表的なオイル:POWER1 Racing 4T(Castrol)

グループⅤ

グループⅤ

[表現]化学合成油、シンセティック
[分類]化学合成油(エステル)
[種類]エステル、Ⅰ~Ⅳに属さないベースオイル
    ● GⅤの特徴

  • GⅤ=エステルではない
  • GⅤのベースオイルは、GⅠ~GⅣに属さないオイルが対象。主にエステルが使用されるためイメージが強いが、他のオイルもあり性質は様々。

  • 種類が多く、一概には言えない
  • エステルを中心にお話をしますが、種類が多く設計自由度も高いので全てに当てはまるわけではありません。

  • 植物油エステル、合成エステル
  • 植物油として有名な「ひまし油」もエステルの一種。金属と馴染みやすく潤滑効果がとても高いのが特徴です。
    現在では、炭化水素系エステルが主に使用され、コンプレックスエステル、ポリオールエステル、ジエステル、モノエステルの4種類。(手前から順に性能が高くなる。)

  • 添加剤として使用されることが多い
  • 潤滑力は抜群だが劣化がとても早い「植物油」。酸化安定性などを向上させる「アルキルナフタレン」も粘度が低いことが欠点。これらは単品では使いづらい性能がありますが、他のオイルに添加剤として使用され長所を活かされています。

  • 潤滑性能を持っている
  • 摩擦係数が低いため、レスポンスや出力の向上に効果があります。

  • 油膜強度が高い
  • 金属表面に吸着するため、油膜強度、保持能力がPAOよりも数倍高く過酷な状況でも耐えてくれます。

  • 添加剤の働きを阻害する
  • 一部エステルは添加剤の効果を阻害してしまうものもあります。

  • シール類への攻撃性がある
  • シールを膨張させてしまう性質があります。

● 非常に優れたベースオイル

エステルは、PAOと比較しても優秀なベースオイルであると言えます。しかし他のベースオイルと配合する添加剤に近い使用がされているめ、オイル個々の性質をしっかりと見比べる必要があります。

● GⅤの代表的なオイル:300V(MOTUL),RACE(PANOLIN)


ベースオイルの特性比較表

鉱物 PAO ESTEL
熱安定性
酸化安定性
低温流動性 ×
摩擦係数
油膜吸着性 × ×
耐揮発性
シール攻撃性 × ×
価格

※あくまで一例

主な添加剤

粘度指数向上剤(ポリマー) オイルの粘度、温度特性を向上
摩擦調整剤(FM剤) オイルの摩擦特性を調整
流動点降下剤 低温での流動性を維持
消泡剤 泡立ちを抑制
清浄分散剤 エンジン内を清潔に保つ
防錆剤 サビの発生を防止

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粘度が変わると?マルチグレードってなに?エンジンオイルの粘度を解説 https://bike-a-gogo.com/9115_engineoil_sae/ https://bike-a-gogo.com/9115_engineoil_sae/#respond Mon, 11 May 2020 14:15:00 +0000 https://bike-a-gogo.com/?p=9115 オイル粘度_サムネイル

エンジンオイルを選ぶ上でとても重要な「粘度」
間違った粘度を入れてしまうとエンジン出力の低下、故障の原因にもなりかねません。

表記方法も特殊で分かりづらく、粘度選びも難しいですよね。
ここでは粘度について解説させていただきます。

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SAE規格(粘度)

粘度表

● SAE規格とは

いわゆる”粘度”と呼ばれるもの。アメリカが「潤滑油の粘度」を定めた世界共通の規格。数字で表記され、小さければ柔らかく、大きいほど硬いオイルである。
柔らかいと流動性が高く低温での使用に向いており、硬いと耐摩耗性、油膜強度が高くなり高温での使用に向いている。

マルチグレード

● 現在販売されいる殆どのオイルに採用されている表記方法

現在殆どのオイルが「10W-40」といったマルチグレードで表記されている。
ハイフンを堺に、前半と後半で異なる条件での粘度を示している。

マルチグレード

● 前半部分(10W)が示す粘度(ウィンターグレード)

「W」はWinter(冬)の頭文字からもらっており、”どのくらいの外気温で使用ができるか“を示している。
この数値が小さいほど流動性が上がり、温まりにくい寒冷期においても低い温度で使用ができ、エンジン始動性、燃費に影響します。

● 後半部分(40)が示す粘度(サマーグレード)

高温時(100℃)での粘度を表しており、耐摩耗性、油膜強度が上がり熱に対して強くなります。オイルは熱に対して弱く性能低下を引き起こします(熱ダレ)
夏場など、熱を持ちやすい車両においては数値の高いものの使用が推奨されています。

シングルグレード

● マルチグレードが誕生する前の表記方法

配合技術などがまだ進んでおらずマルチグレードのオイルができてない時代は、シングル(モノ)グレードのオイルが使用されていました。
現在でもハーレー向けなどで一部販売がされており、「SAE50」などの様に表記されます。

シングルグレード時代は、秋口から冬にかけて粘度の低いオイルに、春から夏にかけては粘度の高いオイルに交換して対応していましたが、現代ではマルチグレード化のおかげで1種類のオイルでも通年使用できるようになりました。

粘度の変更をする例

  • 外気温が低いとき(冬場など)
  • 例)10W-40 → 5W-40
    粘度が下がるほど、低温での流動性が高くなります。そのため、始動直後からよく動いてくれます。

  • 常用回転域が高い場合(サーキットなど)
  • 例)10W-40 → 10W-50
    エンジンチューンされている(ボアアップなど)
    エンジンに負荷がかかりやすく、熱を持ちやすい状態です。

  • 空冷車
  • 例)10W-40 → 10W-50(夏場だけなど)
    渋滞が多い場合(特に夏場は注意)
    特に空冷車は走行風による冷却が重要です。渋滞に長時間はまるとエンジン内部の温度は即座に上昇していき、オイルでは保護しきれなくなります。

  • 旧車
  • 例)10W-40 → 10W-50
    エンジンのクリアランスが広く持たれている車両が多く、熱を持ちやすいです。空冷である車両が多いのも特徴ですね。

粘度を選択する上で重要なのは「エンジンの熱」「外気温」

上記は一例に過ぎません。近年ではエンジンのクリアランスが狭く、低粘度化も進んできています。
車両、使い方に合った適切な粘度を選びましょう。

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エンジンオイルの性能はココでみる!オイルの規格について解説 https://bike-a-gogo.com/9113_engineoil_-standard/ https://bike-a-gogo.com/9113_engineoil_-standard/#respond Mon, 11 May 2020 14:02:29 +0000 https://bike-a-gogo.com/?p=9113 オイル規格_サムネイル

エンジンオイルを購入するとき「性能が分かりづらい」と大半の方が思ったことがあると思います。

確かに、使用しているベースオイル、添加剤の種類がわかればある程度わかるかもしれません。
しかしそれでは詳しい人しかわからない上に、そもそも企業秘密で殆ど公表されていません。

ではどうしたら性能がわかるのか?

他にも要素はありますが、今回は「規格」に注目してみましょう。
オイルを販売する上でも通さないといけない規格、またはオイルの特徴を指す規格とあります。規格がわかれば、今よりはオイル選びが楽になるかもしれません。

ここでは「オイルの規格」について解説させていただきます。

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規格

オイルの規格

エンジンオイルは主に2種類の規格が使用されています。どちらもオイル選びでは必要な知識になるので確認しましょう。

JASO規格

● 日本自動車技術会規格(JASO T903)

クラッチ摩擦特性(滑らないか)を評価している。
API規格などの条件をを満たしたオイルの中から試験を行い、「MA,MA1,MA2またはMB」の4グレードに分類されている。このグレードは容器に表示することができます。

指定がある場合は厳守する必要があります。

● JASO T903の目的

JASO T903は二輪車用4サイクルエンジンオイルの規格であり、以下のような背景から「二輪車用であること、オイルの特性を明確」にする必要があったことから制定されました。

現在の二輪車の多くは「湿式多板クラッチ」を採用しており、エンジンとトランスミッション、クラッチを共に潤滑保護している。
対する四輪車は別々に潤滑されおり、オイルは省燃費性を求め、低摩擦性、低粘度にする傾向にある。現に四輪車用オイルを使用すると、クラッチが滑ったり、低粘度ゆえの耐久性不足が懸念される。
※このことは同ページ内の、エンジンオイルの特性「クラッチ摩擦作用、極圧作用」を参照してください

MA規格
MA2 MAの摩擦特性の範囲で、粘度を高めにしたもの
MA1 MAの摩擦特性の範囲内で、粘度を低めにしたもの
MA 高い摩擦特性、せん断安定性を持っており、MT車に使用される

MA2>MA1>MAと性能順で見られがちだが、必ずしも上位互換であるとは限らない。上記の様に、MAを基準に粘度が変わっているので使い分ける必要があります。

MB規格の特徴
MB 摩擦特性が低く、主にスクーター、空冷車に使用される

スクーターに使われるイメージが強い専用ではない。あくまでクラッチ摩擦作用が低いだけであり、ヤマハXJR400Rのような空冷車の一部では推奨されていることもある。

API/ILSAC規格

● API規格とは

アメリカ石油協会が定めた、エンジンオイルの性能規格。

酸化安定性、サビ・腐食・磨耗防止性、洗浄性、蒸発性、せん断安定性など多くの審査項目から査定しグレードが分類されています。
ガソリン車は「S」を先頭に、後ろのアルファベットが進むに連れ高性能とされている。現在ではSA~SHは廃止となっています。

● ILSAC規格とは

日米の自動車工業会が制定しているもので、省燃費性能を試験している。
API規格SH以上のものが対象、試験をクリアしたオイルに付与されています。

API規格
SJ 1996年型以降の車に適応。SHの性能を向上。さらに蒸発性、せん断安定性に優れる。
SL 2001年度制定。SJに比べ、省燃費性の向上(CO2の削減)・排出ガスの浄化(CO、HC、NOxの排出削減)・オイル劣化防止性能の向上(廃油の削減・自然保護)があげられる。
SM 2004年制定。SLに比べ、浄化性能・耐久性能・耐熱性・耐磨耗性に優れている。
SN 2010年制定。SMに比べて、省燃費性能の持続性のさらなる向上や触媒保護性能を強化。
SN P 2018年制定。SNをLSPI対応させたもの(直噴エンジンで起きるスーパーノッキング防止)
SP 2020年制定。SNに比べて、LSPI対応、タイミングチェーンの摩耗低減性能向上省燃費性能の持続性のさらなる向上や触媒保護性能を強化。

※参照:JAF(http://qa.jaf.or.jp/mechanism/engine/09.htm)
※SA~SHは廃止となっているため省略(SH以前はJAFを参照)

ILSAC規格
GF-1 SH規格と同等
GF-2 SJ規格と同等
GF-3 SL規格と同等
GF-4 SM規格と同等
GF-5 SN規格と同等
GF-6 SP規格と同等

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エンジンオイルで愛車の寿命は変わる!オイルの重要な役割、仕事を解説 https://bike-a-gogo.com/8996_engineoil_role/ https://bike-a-gogo.com/8996_engineoil_role/#respond Sun, 10 May 2020 15:06:49 +0000 https://bike-a-gogo.com/?p=8996 オイル役割_サムネイル

数々の消耗部品が使われているオートバイですが、一番重要なものはなんだと思いますか?
何をもって一番重要かで回答は変わってくると思いますが、エンジンの寿命であれば「エンジンオイル」だと思います。

”エンジンの寿命を決めるのはエンジンオイル”そう考えている方も少なくないでしょう。

ここでは、エンジンオイルがなぜ重要なのか「エンジンオイルの役割」を介してご紹介させていただきます。


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エンジンオイルの役割

潤滑作用 上下、回転運動する部分の動きを滑らかにし、摩擦や摩耗を減らす
密封作用 燃焼する際の圧力が外に漏れないように、金属のすきまを密閉する
清浄作用 スス、スラッジなどの汚れを、エンジン内に付着し続けることを防ぎます
防錆作用 燃焼ガスから発生する酸を中和し、サビや腐食を防ぐ
応力分散 金属同士がぶつかるときのクッションの役割
冷却作用 燃焼や摩擦の熱を吸収し、焼き付きを防ぐ
クラッチ摩擦 湿式クラッチ特有。クラッチプレートを滑りにくくする役割
極圧作用 2輪車特有。ギアにかかる高負荷に耐え、摩耗から保護する役割

潤滑作用

潤滑作用

● 金属同士の摩擦や摩耗を減らす作用

エンジン内部では、金属部品のシリンダー、ピストン、クランクシャフト、カムなどが高速で動いています。それらがこすれ合うことで、部品の摩耗や摩擦熱が発生し悪影響を与えます。
摩擦や摩耗を軽減するために、エンジン内部を潤滑います。

● 潤滑作用が作用しないと?

・金属同士が摩擦し、傷を付けあってしまう
・スムーズに動かず出力を低下させる
・金属同士が焼き付いてしまう

オイルによってレスポンスが変わるは、潤滑作用が大きく関係しています。

密閉作用

密閉作用

● 油膜で燃焼室内を密閉する作用

金属が熱膨張することを考慮し、シリンダーとピストンは完全に密着していません。そのわずかな隙間に入り込んで潤滑し、隙間を埋めるために密閉してくれています。

● 密閉作用が作用しないと?

・燃焼室内の圧縮ガスが漏れてしまい出力低下を引き起こす

エンジン内のクリアランスは使用で徐々に増加するため、古いエンジンは特に大切にしたい。また、工作精度の低いエンジンは元から広いこともある。

清浄作用

清浄作用

● エンジン内部の汚れを落とす作用

主に燃焼過程にて発生したスラッジやススなどの不純物を、エンジン内部にとどめておかないようにします。また取り込んだ汚れを、分散や中和させる働きもある。
この作用には限界があるため、定期的な交換が必要とされる。

● 清浄作用が作用しないと?

・エンジン内部に残ったスラッジやススは、エンジン性能の低下や故障の原因となる

不純物をオイル内に取り込むので”オイルは汚れることが仕事”
汚れと劣化は必ずしも比例しない。

防錆作用

防錆作用

● サビの発生を防止する作用

燃焼工程、気温差による結露が原因でエンジン内部には水分が発生します。それらの水分が部品にサビを発生させる原因となるため、サビを発生させないことが求められます。

● 防錆作用が作用しないと?

・部品の寿命の低下による、エンジン性能や寿命の低下
・油膜切れの原因になる

ちょい乗りなどの走行が多いと、オイル内に水分が残りやすくなり「乳化」の原因となります。適度な温度で稼働させてあげましょう。

応用分散作用

応力分散作用

● 金属同士が衝突した力を分散する作用

カムやピストンなどが衝突したときのクッションの役割をする。また強い衝撃が加わったときに、局部的に摩耗しないように力を分散させます。

● 応用分散作用が作用しないと?
・金属同士が局部的に摩耗し、寿命や性能を低下させます

冷却作用

冷却作用

● エンジンの熱を吸収し、冷却する作用

エンジン各部を回ると同時に、燃焼や摩擦などで発生した熱を奪い冷却しています。
空冷車は特に大切だが、水冷車においても冷却水を循環できない場所もあるため、車両問わず重要な役割を果たしています。

● 冷却作用が作用しないと?

・オーバーヒートや焼付きを起こす

冷却が十分にされないと焼付きだけでなく、各部クリアランスが狂い出力の低下にも繋がります。特に空冷車、油冷車は気を使ってあげましょう。

クラッチ摩擦作用

クラッチ摩擦作用

● クラッチプレートが滑り過ぎないようにする役割

現在の主流である「湿式多板クラッチ」採用車に必要。この車両のクラッチはエンジンオイルに浸かった状態で動作しているため、確実な動力の伝達を行なうためにも滑らせてはいけない。
後に解説する「JASO規格」は、クラッチの滑りにくさを指標化しているものである。

● クラッチ摩擦作用が作用しないと?

・クラッチプレートが滑り、エンジンの動力が伝達がされない

市販化されている殆どの二輪車が湿式多板クラッチを採用している。
この作用がオイルにより違うため、四輪車用、JASO規格のMBは使用がでない。

極圧作用

極圧作用

● トランスミッションなどにおいて、とても強い力がかかる場所でも油膜を保持できる作用のこと

二輪車の多くはトランスミッションもエンジンオイルで潤滑しており、他に比べとても強い力が加わります。
そのため極圧作用を持たないオイルでは、油膜を保持しきれず焼付きを起こしてしまいます。

中にはエンジンオイルとは別に「ギアオイル」を採用し、潤滑している場合もあります。

● 極圧作用が作用しないと

・金属同士が直接衝突し、摩耗や焼付きが発生してしまう

ミッションも潤滑するのは二輪車特有のもの、四輪車用オイルにはこの作用がないので使用できません。

必ず2輪車用を入れよう

オイル役割

エンジンオイルがエンジンの潤滑、保護を行っていることがお分かりいただけたでしょうか。
エンジンがバイクの心臓なら、オイルは血液でしょうか。

A型の人に、B型の人の血液が輸血できないように、二輪車には四輪車用を入れて使用することはできません。(逆は可能)

さて、なぜ使用できないのか即答できましたか?
わからなければもう一度読み返してみてください。

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【ラップ塗装】缶スプレーでOK!成功させる4つのポイント。やり方や必要な道具を徹底解説 https://bike-a-gogo.com/8848_lappaint/ https://bike-a-gogo.com/8848_lappaint/#respond Wed, 06 May 2020 09:00:07 +0000 https://bike-a-gogo.com/?p=8848 ラップ塗装_サムネイル2

モデル車両:アクロス(1991)アッパーカウルステー
【難易度】中級(塗装の知識、場所が必要になります)
【作業時間】5日前後(短時間の乾燥含む)
【予算】5,000円前後~(スプレー缶の場合)

カスタムペイントとして人気の「ラップ塗装
下地に浮かび上がる複雑な模様が、上塗りのカラーに閉じ込められているみたいでカッコいいですよね。

難しそうに感じますが、やってみるととても簡単
市販のスプレー缶で十分に再現することができます

ココでは、ラップ塗装のやり方、必要な塗料をご紹介。
模様の付け方や、発色をコントロールするためのポイントを解説しています。


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必要な道具

サランラップ

宇部フィルム ポリラップ 30cm×100m

宇部フィルム ポリラップ 30cm×100m

1,168円(03/28 15:07時点)
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家庭にあるサランラップで問題ありませんが、硬いものの方が塗料が乗りやすく模様をつけやすいです(ポリラップ等)

塗料

ベースカラー


基本はブラック系の色を使用します。
暗いカラーの方が、ラップ模様が目立ちやすく、キャンディカラーに負けないのでオススメです。

シルバー

ラップ模様をつけるためのカラーで、一般的にはシルバー系を使用します。
シルバーと言ってもたくさんありますが、種類は問いません。

私はギラつきが欲しかったので、「ダイヤモンドシルバーメタリック」を使用します。
ダイヤモンドシルバーメタリック
キャンディカラー


仕上げたいカラーを選びましょう。暗いベースカラーに対しては発色せず、ラップ模様の部分のみカラーが出ます。ココでは「キャンディレッド」を使用。

クリアーに5%前後カラーを混ぜることで再現することも可能みたいです。しかし、透明感などはキャンディカラーの方がイイみたいです。
こちらは後日検証いたします。

クリア


仕上げ用のクリアです。タンクなど、ガソリンが付着する場所には「2液式」を使用してください。

ミッチャクロン

染めQ ミッチャクロン マルチ 1L

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染めQ プライマー スプレー ミッチャクロン マルチ 420ml

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上塗りの塗料を強力に密着させることができます。ペーパー研ぎが不要になる便利商品です。
今回は塗料を付ける表面積が少ないので使用します。

成功させるためのポイント

  • 奥行きを出すなら、模様付けは数回に分けよう
  • 一度に多くの模様をつけるのではなく、数回に分けてることで段差ができ、奥行き感がでます。もちろん一度に多くつけても問題はありません。

  • シルバーの量で発色をコントロール
  • キャンディカラーは、シルバーの上では発色し、暗い色の上では発色しにくいです。
    厚く吹くことで、発色を強くすることも可能ですが、基本はシルバーの量で、全体の色合いを調整しましょう。

    全体を暗く仕上げたいのであればシルバーの量は少なめに、逆に色を目立たせたいのであればシルバーを広範囲につけましょう。

  • キャンディカラーはタレやすいので注意
  • 一度に多く厚塗りせず、数回に分けて行いましょう。

  • 研磨するならクリアは厚く
  • 仕上げに、研磨やコンパウンドをされる方は要注意です。
    ラップ模様を付けた表面はデコボコしています。クリアの厚みが足らないと、せっかくの模様を削ってしまう可能性がありますので、仕上げのクリアは厚く塗りましょう。

作業手順

1 下地処理をする [使用塗料] サフェーサー
2 ベースカラーを塗る [使用塗料] ブラック
3 ラップ模様を付ける [使用塗料] ラップとシルバー
4 キャンディーカラーを塗る [使用塗料] キャンディーレッド
5 仕上げる [使用塗料] 2液式クリア

下地処理

1 古い塗装を剥がす
2 ペーパー(400番)で磨く
3 ミッチャクロンを吹き(20分放置)
4 サフェーサーを吹く(1時間以上乾燥)
5 ペーパー(600番)で仕上げる

ステー_サフ

塗装の食いつきを良くするために、下地処理はしっかりと行いましょう。
今回は表面積が少ないため、ミッチャクロンを吹いてから塗りました。


染めQ プライマー スプレー ミッチャクロン マルチ 420ml

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ベースカラーを入れる

ステー_黒塗り

そこまで厚く塗る必要はありません、下地が見えなくなる程度で大丈夫です。今回はクリアを厚くするので、2度塗り程度としました。
次の工程に入る前に、30分ほど乾燥させましょう。

サランラップで模様をつける

ステー_ラップ模様

適量のサランラップをクシャクシャにし、シルバーを吹きかけます。
 
その後、スタンプするように模様を付けていきます。
数回に分けて行うことで段差ができ、奥行きが生まれます。

シルバーを一気に吹きかけ、後からラップをあて模様を付ける方法もあります。
こちらの方が表面積を多く取れますので、模様を強く付けたい場合に向いています。

キャンディーカラーは、シルバーの上でのみ発色します。
ベースカラーとの色面積は、シルバーで調整しましょう。

キャンディカラーで色付け

ステー_キャンディ

キャンディーカラーを吹きかけます。
何度か重ね塗りをすることで色の濃さを調整できます。好みの色になるまで重ねましょう。

キャンディーカラーはタレやすいので気を付けましょう。

クリアで仕上げる

ステー_ラップ塗装

最後にクリアでコーティングをします。
タンクなど、ガソリンがかかる場所には2液式を使用しましょう。

仕上げに研磨やコンパウンドを使用する場合、クリアは厚く吹きましょう。

(任意)コンパウンドで鏡面仕上げに

1 ペーパー(1500,2000番)で水研ぎ
2 液体コンパウンド(肌調整用)で磨く
3 液体コンパウンド(仕上げ用)で磨く
4 液体コンパウンド(艶出し用)で磨く

クリアの仕上がりに納得がいかない場合や、鏡面で仕上げたい方はコンパウンドで磨くと良いです。

耐水ペーパー
液体コンパウンド(肌調整用)
液体コンパウンド(仕上げ用)
3M(スリーエム) コンパウンド 仕上げ用 ハード・2-L 750ml 5985

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ロゴを入れてアレンジしてみた

ステー_ラップロゴ入れ

シルバーの上のみ発色するキャンディーカラーの特性を活かして、少しアレンジを加えてみました。
マスキングを使用し、メーカーロゴをシルバーで着色。

ステー_ラップロゴ入れ2

写真ではわかり辛いですが、しっかりと発色してくれています。
”オシャレは足元から”とイイますが、ファッションで言うところの靴下、スクリーン越しにしか見えない場所ですが良いアクセントになっています。

ラップ塗装では、このようなアレンジも可能です。自分だけのオリジナルを作りましょう。

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【徹底解説!】正しいエンジンオイルの選び方、厳選オススメオイル4選もご紹介 https://bike-a-gogo.com/8889_oil/ https://bike-a-gogo.com/8889_oil/#respond Mon, 04 May 2020 09:00:43 +0000 https://bike-a-gogo.com/?p=8889 オイル選び_サムネイル

エンジンオイルを買うとき、たくさんの種類があり悩んだ経験はありませんか?

ベースオイル、粘度、規格、専門用語や類似しているものが多く選びにくいですよね。
しかし、ポイントを押さえてしまえば簡単

大切なのは「バイクと自分に合ったオイルを選ぶこと」
愛車の寿命はオイルで決まるといっても過言ではありません。

基本的なオイルの選び方や基礎知識、使用シーン別のオススメオイルまで、
エンジンオイルの選び方を徹底解説いたします。

オイル交換のやり方はこちら


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オイルはエンジンを守るカナメ

オイル役割

オイルの役割は、消耗部品の中でもトップクラスに重要です。
まずは、エンジンオイルがどういった仕事をしているのかご説明いたします。

エンジンオイルの役割

潤滑作用 上下、回転運動する部分の動きを滑らかにし、摩擦や摩耗を減らす
密封作用 燃焼する際の圧力が外に漏れないように、金属のすきまを密閉する
清浄作用 スス、スラッジなどの汚れを、エンジン内に付着し続けることを防ぎます
防錆作用 燃焼ガスから発生する酸を中和し、サビや腐食を防ぐ
応力分散 金属同士がぶつかるときのクッションの役割
冷却作用 燃焼や摩擦の熱を吸収し、焼き付きを防ぐ
クラッチ摩擦 湿式クラッチ特有。クラッチプレートを滑りにくくする役割
極圧作用 2輪車特有。ギアにかかる高負荷に耐え、摩耗から保護する役割

エンジンオイルの役割はズバリ、「エンジンの保護・潤滑」です。
エンジンがスムーズに動くように潤滑を、壊れないように熱やサビから守ってくれています。

結論、オイルが入っていないエンジンは”必ず”壊れます。それくらい重要なのがオイルです。

エンジンオイルの役割はこちら

オイルの性能はピンキリ

オイル割合

エンジンオイルは、元となる「ベースオイル」と、性格付けに使われる「添加剤」を混ぜて作られています。
配合は約7:3~9:1と様々。また、使用されているベースオイルや添加剤も種類がありメーカーにより異なります。

使われてるベースオイルや粘度が同じでも、その種類、割合、添加剤により性能は異なります。
これが選択を難しくしているポイントです。

材料や配分などの記載があれば分かりやすくなると思いますが、企業秘密事項なのでしょう。

ベースオイルについてはこちら

適切な交換目安は?

交換サイクル

オイルは熱や水分により劣化します。劣化したオイルは性能低下を引き起こし、エンジンの故障へ繋がります。
劣化したオイルを使用するのを避けるためにも「定期的な交換」が必要です。

オイルの交換目安
基本サイクル
3000~5000km毎、または6か月毎
シビアコンディション
3000km毎、または6か月毎
シビアコンディションの例
チョイ乗り 高速走行が多い
二人乗りや登板が多い 空冷のビッグバイク

※シビアコンディションとは?
一般的な使用条件よりも厳しい使用条件のこと。

シビアコンディション下では、劣化が促進させてしまうため早めに交換をいたしましょう。

エンジンオイルの交換目安、劣化する要因についてはこちら


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〈基本編〉エンジンオイルの選び方

オイル缶の見方

    ◆ オイルを選ぶうえで”必ず”守る2点

  • 二輪車用か確認すること
  • 二輪車に四輪車用のオイルは使用できません。役割が違うためです。

  • 純正指定のオイルを確認すること
  • 指定オイルと大きく異なるものを選択すると、エンジンが壊れます。
    A型の人へ、B型の血液が輸血ができないのと同じです。

これらを踏まえた上で、
基本編では「バイクを安全に走行できればイイ方」向けにご説明いたします。

純正指定が間違いない

純正指定オイル

エンジンオイルは選択を間違えるとエンジンの故障へ繋がります。
そのため、メーカーの「指定(推奨)オイル」が存在します。

説明書やサービスマニュアルに、記載されていますので確認してみてください。

上記の画像は、Ninja400の説明書に記載されている推奨オイルです

1. 商品名「Kawasaki R4 SJ」粘度: 10W-40, JASO規格: MA
2. 商品名「Kawasaki S4 SG」粘度: 10W-40, JASO規格: MA
3. API規格 [SG,SH,SJ,SL,SM] 内どれか、そのうえでJASO規格 [MA,MA1,MA2] 内どれか、そして粘度が [10W-40] であること

上記の3点が、メーカーの推奨オイルです。

1と2は、カワサキが販売している純正オイルです。
3番は規格が絡んでくるので少し混乱しますが、全然難しくありません。下記で詳しく記載していますので確認してみてください。

“なんでもいい方”は純正指定オイルで間違いありません。

グレードを変える時は、この指定オイルを基準に考えていきます。

カワサキ 純正(KAWASAKI) エンジンオイル R4 SJ10W-40 4L缶

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簡単にグレードアップする方法

指定オイル_グレードアップ

指定オイルよりも、他オイルのほうが高性能なんてのはよくある話です。

指定オイルから下記の点を変更するだけで、より高性能なオイルが選べるかもしれません。

・ベースオイルの種類
・JASO規格
・API規格

あるいは高性能な純正オイルを選択してもいいです。

先ほどのカワサキで言えば、カワサキ用に開発した「Vent Vert(ヴァン ヴェール) 冴速 10W-40」があります。


純正オイルでありながら性能アップができます。まだ選ぶのに自信がない方はこういった選び方もアリです。


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〈応用編〉”自分に合った”オイルの選び方

乗り方に合ったオイルを

エンジンオイルの選び方(応用編)

・ベースオイル、規格、粘度を中心に絞っていく。
・オイルを選ぶときは、エンジンの温度が重要
・オイル特性として、高温になると柔らかくなり、油膜切れ(金属同士がジカにぶつかってしまう)などのリスクが出てきます。
・オイルは熱で劣化をします(劣化原因は他もあります)

応用編では、自分の走り方、使い方、車両にあった選び方をご紹介します。
※ベースは純正の指定(推奨)オイルになります。

趣味で楽しんでいる、バイクの性能をイイ状態に保ちたい方向けになります。

使用シーン・車両の特徴が大切

エンジンの温度がどのくらい上がるかを、把握することが大切です。

街乗りとサーキット走行では、エンジンの温度が大きく変わりますし、冬と夏でも変わります。
同じ車両でも、人により使用方法や環境は大きく異なります。

    ● 特に下記の例は、オイル選びをしっかり行いたいです。

  • 高出力のマシン
  • 特に大型バイクはエンジンが高温になりやすい。

  • 常用回転域が高い
  • サーキット、レースなど、高回転域を多用する場合。

  • 空冷車
  • 特に夏場、渋滞中は冷えにくい。

  • 旧車
  • 熱を持ちやすく、空冷であることも多い。

  • 真夏・真冬
  • 温まりやすく、冷えにくい(冬は逆)季節

ベースオイルの選び方

ベースオイルの選び方

オイルの構成比率の7~9割を占めているベースオイル。
ベースオイルの性能順は、合成油 > 部分合成油 > 鉱物油。価格も性能と正比例して上がっていきます。

    鉱物油よりも合成油が優秀な点

  • 低温流動性が良い
  • 低温でも柔らかく始動性に優れる

  • 蒸発性が低い
  • オイル消費が少なく、オイル不足によるトラブルのリスクが減る

  • 熱酸化安定性
  • 熱に強く劣化しにくい、初期性能を長期間維持できる

  • 温度粘度特性
  • 粘度指数が高いため添加剤の量を抑えることができる。
    ※添加剤は熱ダレしやすい

簡単に言うと、合成油は「初期性能が高く、長く性能維持ができる」
エンジンの性能を最大限引き出したいのであれば、合成油がオススメです。
※部分合成油は、合成油と鉱物油を混ぜて作っているものなのでピンキリ

実は、指定オイルの多くは「部分合成油」です。(指定オイルがあったら検索して確認してみてください)
ということは、「合成油」にして上げるだけで性能アップが見込めます。

逆に性能を下げることは悪手です。

※一部旧車においては、合成油(PAO,エステル系)では漏れてくる可能性があります。(シールへの攻撃性があるため。対策はされてきている)

ベースオイルについてはこちら

規格のこと

オイルの規格

エンジンオイルには、性能を示す「JASO」「API (ILSAC)」の2種類の規格が使用されています。
オイルの性能の全てはわかりませんが、大まかにわかるようになっています。

【JASO規格】表記方法:MA/MA1/MA2/MB

クラッチがどれだけ滑りにくいかを表しています。
性能評価に優劣はなく、使い分けが必要です。指定がある場合は厳守してください。

特に「MA1」「MB」規格には注意

MA1は、MAに比べ柔らかい(低粘度)ですが、熱に対して弱くなります。適合しているか確認しましょう。

MBは、オートマチック車である”スクーター向けのオイル”です。
湿式クラッチの車両に使用するとクラッチを滑らしてしまう特性があります。しかし、ヤマハXJR400Rのような空冷車の一部では推奨されていることもある。

※湿式クラッチ
クラッチがオイルに保護されている車両。現在のマニュアルバイクのほとんど。

【API規格】表記方法:SF/SG/SH/SJ/SL/SM/SN

オイルの性能を評価しており、右のアルファベットが進むほど高性能です。
基本的には性能を上げたければ、より上位の規格の方がイイでしょう。しかし指定がある場合は厳守してください。

オイルの規格についてはこちら

粘度の選び方

粘度の選び方

● SAE規格について

オイルの粘度は「10W-40」といったような表記方法で表されています。数値が高いほど粘度が上がります。
これはSAE規格による表記方法で、世界共通のもになります。

左側の「10W」は、”どのくらいの外気温で使用ができるか“を示しており、Wは”ウィンター(冬)”を意味しております。
この数値が小さいほど流動性が上がり、低い温度で使用ができ、エンジン始動性も向上します。
冬場はエンジンが温まりにくいので、粘度を下げることで燃費の向上にも期待ができます。

右側の「40」は高温時(100℃)での粘度を表しており、高いほど熱に強くなります。夏場など、熱を持ちやすい環境下においては上げることで対策します。

● 粘度について
基準になる粘度は「10W-40」です。

また特性として、粘度が上がると硬くなり、熱に対して強くなりますが、流動性が低下します。
逆に下がると柔らかくなり、流動性が上がりますが、熱に弱くなります。
この2つの特性は相反しています。

※流動性:モノが流れたり、動きやすさを表す概念。

実は、一番難しいのが粘度選びです。
極端に誤ったものを選択してしまうと、エンジン出力の低下や部品の損傷を招いてしまいます。

基本は指定粘度のママで大丈夫です。

しかし特定の条件下では、粘度変更をしたほうがいい場合もあります。
変更を加えるとしても、一番手以上変えない、むやみに下げないことが大切です。

  • 外気温が低いとき(冬場など)
  • 例)10W-40 → 5W-40
    粘度が下がるほど、低温での流動性が高くなります。そのため、始動直後からよく動いてくれます。

  • 常用回転域が高い場合(サーキットなど)
  • 例)10W-40 → 10W-50
    エンジンチューンされている(ボアアップなど)
    エンジンに負荷がかかりやすく、熱を持ちやすい状態です。

  • 空冷車
  • 例)10W-40 → 10W-50(夏場だけなど)
    渋滞が多い場合(特に夏場は注意)
    特に空冷車は走行風による冷却が重要です。渋滞に長時間はまるとエンジン内部の温度は即座に上昇していき、オイルでは保護しきれなくなります。

  • 旧車
  • 例)10W-40 → 10W-50
    エンジンのクリアランスが広く持たれている車両が多く、熱を持ちやすいです。空冷である車両が多いのも特徴ですね。

粘度についてはこちら


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厳選!オススメのオイル

色んなメーカーのオイルを試してきた私が、独断と偏見でオススメのエンジンオイルをご紹介させていただきます。
なお、シビアコンディションは非考慮、使用したことのあるもののみ、あくまで私感によるものとします。

高性能、低価格、コスパ最強の普段使いオイル


● カストロール「POWER1 RACING 4T」5W-40
● 全合成油

カストロール二輪車4サイクルエンジンオイルで最高峰、サーキット走行もできる全合成油で1,800円/1L

そして、ポイントは粘度にあります。実は「5W-40」にはメリットが多くあります。
・低温時でもスムーズにエンジンが回り、燃費の向上に期待ができる
・高温時での保護性能が10W-40よりもいい(ストライベック曲線により)
・始動性が高い

私は所持しているバイクには、ここ数年コレしか入れてません。
価格も安く、普段使いならコレ以上のものはなかなかないと思っています。
(あまり大きな声では言えませんが、同価格帯の大人気オイルより断然性能が高く、維持してくれます)

通勤にスクーターにオススメ


● カストロール「POWER1 SCOOTER 4T」10W-40
● 部分合成油

通勤の場合、月間走行距離が多く、交換頻度が高い傾向にあります。大切なのは定期的な交換です。(性能の低いオイルほど)
費用がかかる合成油を避けて、部分合成油にするのも手だと思います。(合成油に越したことはない)

こちらのオイルはMA規格ではありますが、シビアコンディションでの使用を考慮された、スクーター専用設計のオイルで1,500円/1L

交換頻度が高くても、せめて部分合成油に留めておきたいところです。
“安いオイルを高頻度で交換”は、オススメできません。

ちなみにビッグスクーターなどで常用回転域がそこまで高くない場合は、低温時に流動性が高い5W-40がオススメ。
中には10W-30指定のバイクもあるはずですので、ぜひ推奨粘度を確認してみてください。(特にホンダ)

圧倒的高性能!DUCATI指定の天然ガスを精製されたオイル

● シェルアドバンス「ウルトラ4T」10W-40
● 全合成油(GTL基油)

高出力、高負荷DUCATIの純正指定オイルです。
性能を評価するAPI規格は最上位のSN、JASO規格はSM2
1L 3,800円と高額ですが、エンジンをクリーンに保つ性能がとても高く、コンディションを長く維持できます。

特徴なのが、ベースオイル。
天然ガスから精製された「GTL基油」が使用されており、とにかく不純物が少ない。
不純物はオイルの劣化を促進させ、性能低下を引き起こします。そのため、オイルの性能維持能力がとても高いのです。

しかも、この製法の特許を持っているのはシェルのみ。
シェルにしか作れない圧倒的高性能なオイルです。

4耐レース優勝 長期間性能を維持、冬場でも使える10W-50


● パノリン「RACE」10W-50
● 全合成油(エステル100%)

エンジンが過酷な条件下で使われる4耐レース600㏄部門において、優勝車両に使用されているオイル。
10W-50でありながら5W感覚の柔らかさ、ベースオイルにはエステル100%使用なのでエンジンレスポンスも抜群(エステルは潤滑作用がある)

独自開発されたエステルベースでロングライフも実現(本来エステルは耐久性がない)
ぜひ一度お試しを!

オイルの保管方法

オイルの保管

「日光の当たらない暗所で、温度変化の少ない場所」が保存には適しています。
フタもしっかりと締め、外気に触れないようにしましょう。

保管期間はできれば1年、長くても2年。
温度変化などにより劣化してしまいますので、短いことに越したことはありません。

イイものを定期的に交換しよう

エンジンオイルに関する考え方は様々です。人によっては”入ってればいい”という方もいれば、私のように”最重要”と捉える方。

よく耳にする「安いのを、早いサイクルで交換する」
間違ってはいませんが、安いものを使用する上での”絶対条件に過ぎない”と思います。

エンジンのことを考えるのであれば良いオイルを、正しいサイクルで交換する

少しでも愛車の性能を引き出し、長く乗りたいのであれば、気を使うべきだと信じております。

エンジンオイルの詳細はこちら
オイル交換のやり方はこちら
他のバイク知識はこちら

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