『クラッチシュー』の役割や寿命、点検方法など。スクーター駆動系部品

スクーター 消耗部品

どうもこんにちは^^

きょうすけです。

駆動系部品解説
今回は『クラッチシュー』のご説明をさせていただきます。

このクラッチシューがなければ、スクーターはリアタイヤを回転させることができません。
また、出足のタイミングを決める上でも重要な部品になりますので、是非とも抑えておきましょう!


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クラッチシューの役割

スクーター 仕組み クラッチ

クラッチシューは「クラッチイン(ミート)」のタイミングを設定することができます。

スクーターのクラッチは回転遠心力を利用し動作する『遠心クラッチ』が採用されています。
円形上のクラッチが遠心力により外側に広がることで「クラッチアウター」と呼ばれる部品に回転力伝達させ、リアタイヤを回転させています。

そのため非力な低回転域ではクラッチシューが開ききらずリアタイヤは動作せず、実用的な回転数になると繋がるような仕組みになっております。

原付 ベルト
▲ クラッチシューを覆うように付いているクラッチアウター

寿命はどれくらい?

クラッチシュー 消耗

クラッチシューに関わらず、駆動系部品の寿命を距離や期間で表すのは難しいです。
これは使用状況や環境が人によって大きく異なるためです。

クラッチシューの場合は、その他駆動系部品よりも長く持つことが多い為、ベルトやローラーの交換の際に確認出来ると良いでしょう

点検方法

クラッチシュー 点検 寿命

クラッチシューのライニング(摩材)の厚さで使用限度を測ります。
車両ごとによって違うので、ディーラーや量販店に問い合わせすることをオススメいたします。

【一例】
ホンダ PCX(JF56) 使用限度2㎜
ヤマハ グランドアクシス 使用限度2.5mm(標準4mm)

クラッチシューのカスタム

クラッチシューも他の駆動系部品同様カスタムすることができます。

クラッチシュー自体の重さを軽くすることを目的とした『軽量強化クラッチシュー』というものが多数メーカーから出ています。
フリクションロスの低減、そして遠心力をかかりにくくすることで高回転域でのクラッチインを促進させることができます。

簡単に言うと、高回転域でクラッチインして出足を鋭くさせましょう!という感じです。

似た役割を持つものに『クラッチスプリング』があげられます。

ただ闇雲に変えれば良いというものではなく、ウエイトローラーのセッティング等は必要になってきます。
セッティングがあっていないと、返って”出足が悪くなる”可能性があるという事をお忘れなく。


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