バッテリーは重要消耗品!基礎知識・日頃のメンテナンスで大きく寿命は変わります
どうもこんにちは^^
きょうすけです。
今回は消耗品のお話。それも重要な部品
バイクを動かす上で「バッテリー」は必需品です(バッテリーレスも可能)
そして、なにかとトラブルが多いのもバッテリーです。
出先で突然エンジンがかからなくなった!こんなトラブルを防ぐためにも日頃のメンテナンスを心がけましょう。
また、意外とバッテリーは高価なものです。
そんなバッテリーを長く持たせるためのコツ、バッテリーの基礎知識を確認してみましょう!
目次
バッテリーの種類
バイクのバッテリーは主に2種類使用されています。
それぞれ特徴がありますので確認して見ましょう!
開放型
- ポピュラーなタイプ
- 液を注入するための栓が付いている
- 使用中に内部からガスが発生する
- 充電が進むと水分が電気分解と蒸発により液が減少するため、定期的な補充が必要
- 倒すと液漏れする
- ラインナップは6V/12V
自動車や船舶など比較的大きなものに使用され、最もポピュラーなのが開放型バッテリーです。
バイクにも旧車や6Vの車両など、密閉型には劣りますが多くの車両に使われています。
使用するに連れバッテリー液が減少しますので、定期的な補充が必要とされます。
また倒すと液漏れします。しかも、希硫酸で服に穴が空いたりするので取扱には注意が必要です。
密閉型では行えない急速充電に対応しています。
密閉型(MFバッテリー)
- 構造上バッテリー液が減らず補充が要らない(MF:メンテナンスフリー)
- どの角度で使用しても液漏れしない
- コストが高い
- 充電方法がデリケート(急速充電不可)
- ラインナップは12Vのみ
使用中に発生するガスを極板で吸収し、バッテリー液を綿状セパレーターに染み込ませることで密閉することを可能としています。
過充電による大量のガス発生時には、安全弁からガスを逃せるようになっています。
倒してもバッテリー液が溢れないので多くのバイクに使用されています。
またバッテリー液の補充を必要としない”メンテナンスフリー”であることも大きな魅力です。
バッテリーを長持ちさせるには・・・?
- なるべくこまめに乗る
- 長期間乗らない場合はバッテリーを取り外す
- 急速充電は行わず、時間をかけて充電する
- その日一発目のエンジン始動はキックで行う
- 長時間アイドリングを行わない
- 長時間の渋滞を抜けた後は回転数を上げて元気に走る
- 日頃から車両側の充電電圧のチェックをする
バッテリーはエンジンが動くことで充電を行います。
たまにしか乗らなかったり、片道数キロのちょい乗りが多いと充電不足を招き寿命が低下します。
しっかりエンジンを動かしてあげることで、バッテリーも充電され元気な状態が長続きします。
また、エンジンを止めた状態でのライトの点灯はヤメましょう。
最近多いUSBなどのアクセサリー電源も同様です。
数週間~1ヶ月以上など長期間乗らない時は、放電を抑えるためにマイナス端子を外しておくと良いでしょう。
※車体によっては外すことで不具合が生じる場合がございます。
これはNG!バッテリーの寿命を下げてしまうかも
- 必要以上に充電し続けること
- 急速充電の繰り返し
- バイクに搭載したままの充電
- +と-を逆に接続
- バッテリー液が減っていた時、電解液(希硫酸)を補充
- 指定サイズ以外のバッテリーを搭載
- フタをこじ開ける(MFバッテリー)
- バッテリー交換時、作業手順を無視した順番で作業する
必要以上の充電は「過充電」と呼ばれ、バッテリーに大きなダメージを与えてしまいます。
過充電を繰り返すと・・・
・バッテリー液の減少
・寿命短縮
・過度のガス発生により引火して爆発
などの危険性がありますので、適切な充電を行ってください。
急速充電はバッテリーにダメージを与えますので、緊急時以外は普通充電を行いましょう。
充電器のクリップがフレームに接触するとショートする危険性があります。
車両の電気系統が壊れます。修理代10万円なんてケースも・・・
バッテリー液(電解液)は水と硫酸を混ぜたものです。液が減るのはこの水の部分が減るだけで 硫酸分は減りません。よって新たに電解液を補充すると硫酸濃度が濃くなり、短寿命の原因になります。
搭載バッテリーのサイズは、車両メーカーの設計に基づき設定されています。指定外のサイズを搭載すると思わぬトラブルに繋がる可能性があります。
液を入れて使用を開始したバッテリーのフタは絶対にこじ開けないでください。無理にこじ開けると壊れて再使用できなくなります。
寿命を知らせるサイン
- エンジンのかかりが悪い・セルがかかりにくい
- ライトが暗い(回転数によってライトの明るさが違う)
- バッテリー液の消費が早く、繰り返し補充している
- 2年以上バッテリーを交換していない
- 電装品の動作が不調
- 1回でもバッテリーが上がった
日頃からバッテリーの点検をしよう!
上記の「寿命を知らせるサイン」が現れたらバッテリーの点検を行いましょう。
また、定期的にメンテナンスができると尚いいですね♪
バッテリー液の管理
開放型はバッテリー液を消費していきます。
減って来たら、精製水または補充液を補充しましょう!
減ったままだと寿命に影響を及ぼし、最悪の場合破裂することもあります。
端子部分の点検
バッテリーの端子が緩んでいないか、腐食していないか、損傷していないか。
端子が緩んだり腐食すると接触抵抗が増え、端子のスパークなどが発生し端子を損傷させることがあります。
増し締め点検を行いましょう。
端子部の腐食はワイヤーブラシでキレイにし、腐食防止のグリスを添付すると尚良いでしょう。
また、端子があまりにひどい場合や失くしてしまった場合は新しいものを用意しましょう!
充電状態の確認
バッテリーの端子部分にテスターをあて、電圧のチェックをしましょう。
テスターは電装系点検では必要になることが多いので、持っておくと良いでしょう
バッテリー電圧 | 充電状態 |
---|---|
13.0V | 100% |
12.5V | 75% |
12.0V | 50% |
11.3V | 25% |
10.5V | 0% |
※あくまで目安
なにかとトラブルの多いバッテリーです。
そして、出先では対処するのが難しいのも事実。
楽しいツーリングが急にダメになってしまわぬように、電圧のチェックや定期的な交換をオススメします。
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検証ありがとうございました
>lauegiさん
コメントありがとうございます。
あくまで目安ですので、参考程度にお願いいたします!