【スクーター】ドライブベルト・ウエイトローラー・スライドピースは同時交換がオススメ!作業手順や注意点など【保存版】

どうもこんにちは^^

きょうすけです。

通勤や通学、近場のお出かけなどで重宝される「スクーター
複雑な操作は必要なく、乗り手が疲れることもありません。

そんな便利なスクーターですが、当然”メンテナンスフリー”という訳ではありません。

メンテナンスを怠っていると、突然走らなくなっちゃたりして高額な修理代がかかってしまう恐れがあります。

そこで今回は「ドライブベルト・ウェイトローラー・スライドピース」という、スクーターの駆動系にあたる重要消耗部品の交換をしていきます。


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駆動系3大消耗品

この記事を見てくださっている方は、バイクに興味がない方も多いかと思います。
先ずは「ドライブベルト・ウェイトローラー・スライドピース(以下:3大消耗品)」が何なのか簡単にご紹介します。

3大消耗品には車両ごとに適合があります。しっかり調べてから購入しましょう♪

ドライブベルト

ドライブベルト(以下:ベルト)は、タイヤに駆動力を伝える走る上では1番重要なパーツです。
自転車で言うところの”チェーン”です

ベルトの消耗具合はこの様に確認します

原付 ベルト 寿命

ベルトにノギスをあてて幅を図ります。

グランドアクシス・純正ベルトの場合
標準幅[17.7mm]
使用限度[16.0mm]
※車両によって違います

幅は[17mm]でしたのでこのベルトはまだ大丈夫そうです。
今回は念のため交換しちゃいます。

他にもひび割れなどの劣化が見れる場合は要交換です。

万が一ベルトが走行中に切れてしまうと、自走が不可能な上に他の部分にもダメージを与えてしまいます。
ベルト切れによる修理代は高額になりやすいため、ベルトは普段から気にしてあげましょう!

ウェイトローラー

ウェイトローラー(以下:ローラー)は、走行時の変速を司っています。
自転車で言うと・・・ギアでしょうか??

ローラーはプーリーと呼ばれる部品の中に入っています(作業の部分に画像があります)

ローラーはプーリーの中で動いていますのでこれも消耗品になります。
消耗具合はこの様に確認します

スクーター ウェイトローラー 寿命

グランドアクシス・純正ローラーの場合
標準幅[18.0mm]
使用限度[17.4mm]
※車両によって違います

幅は[14.5mm]
うわっ!すごく減ってる!!様に見えますが、純正は18mmのローラーを使用していますが、私のは15mmを使用しているので[-0.5mm]の消耗具合です。
こちらも限界が近いので交換します。

スライドピース


スライドピース(以下:スライド)も、プーリーに関する部品です。
簡単にいうとクッションの役割を担っています。

樹脂でできている部品ですが、負担のかかっている部品になるので消耗品になります。

値段も大したことないので一緒に交換することをオススメいたします。

交換に必要な工具

作業を始める前に工具の確認です。

作業をする上で基本的には専用工具が必要になります
必要な工具も車両ごとに違いますので気を付けましょう!

今回はグランドアクシスに必要な工具をご紹介します

〈専用〉シザーズホルダー

デイトナ(Daytona) 36469 シザーズホルダー 36469

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プーリーやクラッチの脱着に必要になります
今回はクラッチハウジングが空回りしてしまうのを抑えるために使用します

〈専用〉プーリー固定レンチ

デイトナ(DAYTONA) プーリー固定レンチ 69765

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名の通り、プーリーを固定するためのレンチです。
グランドアクシスやシグナスXなど、YAMAHA系車両では必要になる可能性があるため要チェックです!

グリス系

今回は2種類のグリスを使用しました。

ウェイトローラーに使用するために「有機モリブデングリス」

キタコ(KITACO) 有機モリブデングリス 5G 0900-969-00110

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プーリーのカラーに使用するために「リチウムグリス」

DAYTONA(デイトナ) 万能グリス 80g グリス単体 20804

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役割が微妙に違うので、こだわりたい方は是非(*´艸`*)

一般工具

あとは一般工具で問題ありません。

使用したものは・・・ソケット、プラスドライバー、パーツクリーナーくらいです。



KURE パーツクリーナー

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消耗3大部品の交換作業

それでは交換作業の方を始めて行きましょう

今回はグランドアクシスをモデルに作業をしていきます。

〈手順1〉クランクケースカバーを外す

グランドアクシス クランクケース

クランクケースカバーを取り外します。

キック バイク
▲ 先ずはキックが邪魔なので取っ払いましょう。ボルト一本で固定されているだけです。

クランクケース 取り外し
▲ 数カ所ボルトで止まっているだけですので簡単です♪

グランドアクシス クランクケース
▲ クランクケース

クランクケースは10本くらいのボルトで固定されているので、亡くさないようにしましょう

ケースに付いていたクランクケースガスケットは破れていたら交換しましょう

〈手順2〉クラッチを取り外す

スクーター 駆動系 ベルト
▲ 裸になった駆動系

いよいよ駆動系の取り外しにかかります。
まずは向かって右側クラッチ方面です

クラッチ 取り外し

ここで専用工具のシザーズホルダーを使用します。
シザーズホルダーで空回りを防ぎ、真ん中のナットを外します。

スクーター ベルト 外し

〈手順3〉プーリーを取り外す

プーリー 取り外し

次は向かって左側、プーリーを脱着します。
ここで専用工具のプーリー固定レンチを使用します。

プーリー スクーター
▲ プーリー固定レンチも回っちゃう場合は、台などを使用すると固定できて外しやすいです

プーリー 脱着
▲ ナットを無事に外せたら

スクーター プーリー
▲ フェイスを外して

ウェイトローラー 交換
▲ ウェイトローラーとご対面♪

これにてプーリーの脱着は完了です!


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〈手順4〉3大消耗品を新品に

スライドピース 交換
▲ スライドピース

先ずは現在付いているローラー・スライドピースを外し、プーリの中をキレイにしましょう♪

その後、外した時とは逆の手順でもとに戻して行きます

スライドピース 原付 スクーター

新しいスライドピースは緑色です(*´艸`*)
まぁ見えないところなので色は全く関係ありませんが・・・笑

次にローラーです

ローラー グリス

ローラーの表面に薄く有機モリブデンを塗ります。
※物によってはウェイトローラーに”向き”がありますのでご注意下さい

〈手順5〉ベルトの組み方

最後にプーリ・クラッチ・ベルトを組み込み元に戻します。

原付 ベルト交換
▲ 先ずはベルトを

原付 ベルト
▲ ベルトが外れてしまう場合は、結束バンド使用しましょう!

プーリー ベルト
▲ プーリーが奥まで入るようにしましょう

スクーター 駆動系交換
▲ 全て元に戻した状態

さて、ここまで戻した状態で正常に動くか確認してみましょう!

クランクケースカバーを付けていないこの状態でエンジンON!!

スクーター 仕組み
▲ 低速回転時

スクーター 走行中
▲ 中速回転時

ちゃんと変速も行えていますし問題無さそうですね(*´艸`*)

あとはクランクケースカバーをもとに戻して作業終了です!
お疲れ様でした♪

10000~20000kmを目安に確認してみましょう!

クラッチシュー スクーター
▲ クラッチシュー

さていかがでしたでしょうか?
何度も申しているとおり「ドライブベルト・ウェイトローラー・スライドピース」は消耗品です。

決まった距離はありませんが大体10000~20000kmが交換の目安となります。
最高速が落ちたり、走りに変化が現れたら今一度確認してみて下さい!

そして上記の「クラッチシュー」も消耗品です。
ドラムブレーキで使用されている「ブレーキシュー」と非常に似ています。

そして残量を測ったら・・・僅か2mm・・・・・(使用限度:2.5mm)
これも交換しないとイケなそうですね・・・(;´∀`)

また交換したら記事にさせていただきます♪

それでは

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20代なのにやりかたが良くわからない…笑

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